こんにちは。家庭菜園を副業としている、ちゃんたです。
僕は自宅の小さい庭(30坪)で、ナシとブドウを栽培することで、利益を出すことができるか、いくら利益がでるのかを、実際に試しながら検証しています。
今回は、ナシの2022年の栽培を振り返ります。
↓に関連記事も載せておきますので、興味があればご覧ください☆
2022年の作柄
2022年の春は桜の開花も概ね平年並みであり、ナシの生育についても平年並みの状況でした。
降雨についても覚えている限りでは、多すぎず少なすぎずという印象であり、生育だったり病害虫の発生に影響を及ぼすような気象条件ではありませんでした。
その甲斐もあってか、ナシは順調に生育し、売ることができるレベルの果実ができ、初めての販売を行うことができました。
以降は、各作業について振り返りたいと思います。
受粉(4月)
ナシは基本的に他家受粉であり、同一の品種の花粉では受粉しません。
ぼくのナシ園では1種類しか栽培していないため、そのままで受粉しませんので人工受粉が必要になります。
受粉させる花粉については、ぼくの知り合いの農家さんからもらいましたが、園芸店やネットショップなどでも購入することは可能です。
綿棒に花粉をつけて、1つ1つの花に丁寧に受粉させていきます。ただし、すべての花に受粉させてしまうと、着果させすぎになってしまいますので、全体の2〜3割程度の花のみ受粉させます。
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摘果(5〜7月)
受粉をしてから1ヶ月ぐらい立つと、受粉がうまくいったものとそうでないものがわかるようになります。
そうなると、次に行う作業が摘果です。
大体1か所に2〜4個の幼果が着果していますので、1個だけを残してその他は取り除きます。
この摘果作業を行うことで、養分を残った果実に集中させることができ、果実が大きくなります。
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摘果は1回だけでは終わらず、収穫まで随時行っていきます。
最初の頃は、それぞれの果実のサイズに差はあまりないのですが、生育が進むにつれて大きくなる果実もあれば、成長せず小さい果実もあります。
大きい果実のみを収穫するためには、小さい果実を間引いてあげる必要があるため、摘果も随時行います。
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収穫
ナシは摘果が一通り済むと作業のほとんどは終わり、あとは収穫を待つのみとなります。
僕が栽培している品種は、開花から収穫までの日数が概ね135日ですので、8月下旬から収穫が始まると予測できます。(4月12日頃開花)
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オレンジ色に着色した果実から収穫します。収穫作業自体は、2〜3日間隔で行いました。
ナシは大きい方が美味しいので、あまりに小さい果実は取り除いて販売を行いました。
包装はフルーツキャップを被せて、ラップで個包装することで、高級感を出すことと衛生面の配慮を心がけました。
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販売については、近くの直売所に登録し、主に週末に商品を並べました。
値段設定はとても難しく、安すぎると利益は出ないし、高すぎると買ってもらえないしと、とても迷いましたが、今回は約1,000円/kg(大きめの果実で1個500円ほど)とやや強気の価格設定にしました。
この値段設定では、大きい果実になると1個800円にもなり、”売れないのでは?”とも思いましたが、最終的に蓋を開けてみると、ほとんど売ることができました。(1個〜2個ぐらいは売れずに回収したこともありました。)
ブドウについては、好調な売れ行きだったため、来年は価格設定を少し見直そうかと思いますが、ナシについては現状がちょうどよいのかもしれません。
これ以上、高くしてしまうと売れ残るリスクもあるため、当面はこの価格で販売していこうと思います。
最後に
2022年は販売に初めて取り組み、そのほとんどを売ることができ、初めて利益を出すことができました。我ながらよくできた年だと感じています。
今回の経験を次作にも活かして、来年はナシがもっとたくさんとれるように頑張りたいと思います。
家庭菜園を副業にすることで趣味から利益が挙げられ、とても充実した活動となっています。
今回の記事が1人でも多くの人に貢献できるのであれば幸いです。
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