我が家では”家庭菜園で副業！”を目指して、現在ブドウを栽培しています。
一般的にブドウは平棚で栽培するのですが、我が家の小さい庭（30坪）での栽培であることから、ウチでは垣根仕立てを採用しました。
さらに、欲深い僕は２倍の果実を採るために、主枝を上下２段に配置にさせようと企んでいます。
2022年は初めてブドウ果実を収穫ができ、2023年は失敗こそしましたが、ブドウ栽培の勘所がだんだんとわかってきました。
今回は、その２段垣根仕立ての棚の補修についてご紹介します。
収穫までの栽培については、下記の記事をご覧ください。
たるみきった番線
この棚が完成したときは、どの番線もピンと張っている状態にしていたのですが、ブドウを数年も作っていると、枝や房の重みで番線が下に引っ張られてしまい、ダルダルにたるんでしまいました。
気付いたときには、ペンチを使って番線がまっすぐになるように補修はしていたのですが、ちょっと時間が経ってしまうと、また元のたるんだ状態に戻ってしまっていました。
このままではいつまで経っても、イタチごっこになってしまうので、抜本的に改善に取り組みました。
ちょっとわかりづらいのですが、１番上の番線が、中央に向かって垂れてしまっています。
最大で15cmほど下がってしまっており、あまり番線の意味をなしていない状態になっています。
テンションクランプの追加
ぼくは収量を上げるために、ブドウの主枝を上下２段に配置しているのですが、今までは一段目の番線のみをテンションクランプを使って、張力を確保していました。
二段目の主枝はたるんだ状態の番線に誘引されているので、先端に行くほど垂れてしまう状態になっていました。
これを解決するために、二段目の番線にもテンションクランプを使うようにしました。
テンションクランプは、ラチェット式になっているため一度締めると逆回転しない構造となっており、強い張力を得ることができます。
テンションクランプ自体の費用はかかるのですが、管理が楽になるので長い目で見ると、安い買い物可と思います。
テンションクランプ設置後と設置前の比較
上段主枝をしっかり固定させるため、下から3番目の番線についてもテンションクランプを使用しました。
ターンバックルで張力を確保
番線の張力を確保するには、上記のようにテンションクランプを使うのが最も効果的なのですが、値段が若干高いのがネックとなります。
そこで代替案として考えたのが、ターンバックルの使用です。
ターンバックルは様々なサイズや種類があり、張力を微調整できる優れもので、なおかつ値段が安い。というのが魅力です。
早速、今の棚に合いそうなターンバックルを購入し、取り付けを行いました。各番線の片側末端にターンバックルを引っ掛けるための輪っかを作り、支柱の方にも同様に番線で輪を作ることで、ターンバックルを設置できるようにしました。
番線がたるんでいる状態だと小さいターンバックルではあまり張力をかけられないので、人力でできる範囲でピンと張った状態でターンバックルを設置しました。することで、ターンバックルを締めた際に、人力では再現できない張力を実現できます。
完成形がこちら
今回は、二段垣根仕立て２列分の棚を補修したので、使用した資材はテンションクランプ２つと、ターンバックル６個（3個×2列）となりました。
ターンバックルについては、また番線がたるんでしまうことも考えられるため、最後まで締めず、後からまた締められるようにしておきました。
最後に
今回は、たるんでしまった番線の張り直して棚の補修を行いました。
果樹棚を作ってから約5年ほど経過し、素人が作った棚だったので色々とボロがでてきました。
ぶどうの果実がとれるようになってくると、果実の重みで結構棚線に負担がかかっていることがわかり、やはり棚はしっかりと作る必要があるんだなと改めて実感しました。
番線がゆるんでしまっていても、収量にはあまり影響はないと思いますが、ネットを張る作業や結果枝を誘引する際にやりづらくなってしまうので、定期的には補修をしたほうが良いかと思います。
今回、補修はしてみましたが、今後、樹も大きくなり、果実数も多くなってくるので棚への負担は更にかかってくるはずです。今回の補修作業が、今後の棚線にどう影響するかは定期的に確認していく予定です。
また、皆様にお知らせしたいことがありましたら記事にしてみたいと思います。
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