家に庭がなくても、狭いスペースしか確保できなくても、プランターを使えば気軽に家庭菜園を始めることができます。
最低限、何を準備したらいいの?どんな作物を育てたらいいの?といった疑問に対して、初心者の方にもわかりやすく紹介します。
プランターとはいえ、立派な家庭菜園ですので、ぜひご自身でチャレンジして、採れたの野菜を味わいましょう。
準備するもの
プランター
なにはともあれ、プランターは必須ですよね。
基本的にはどんなプランターでも問題ありません。
とりあえず始めてみたいという方は、100円ショップのもので十分です。
家の広さやプランターを置くスペースの都合で、ちょうどいいものを選びましょう。
しいて基準を言うと、トマトやナスなどの果菜類やニンジンみたいな根菜類は、土がたくさんはいるプランターがいいかなと思います。
土
こちらについても、基本的には100円ショップで売っているような土で問題ありません。
最近は「野菜用の土」として、すぐに使える形態で販売されているので便利ですよね。
種または苗
自分が栽培してみたい作物の種や苗を選びましょう。
100円ショップでも売っていますが、ホームセンターの方がいろんな種類があるのでおすすめです。
また、作物によっては種をまくより、苗を買ったほうが早く収穫できますし、失敗するリスクも減るのでおすすめです。
家庭菜園で必要なものについては、以下の記事を参考にしてください。
春におすすめの作物
初級 ☆
- 小松菜
- 二十日だいこん
- 小ネギ
小松菜や小ねぎなどの葉物や二十日だいこんは、種をまいてから収穫までの期間が短いので初級編には特におすすめです。
気温によりますが、種をまいてから1〜2ヶ月で収穫できます。
中級 ☆☆
- キュウリ
- ナス
- トマト
中級編には、果菜類であるキュウリ、ナス、トマトがおすすめです。
キュウリは花が咲いてから収穫までの期間が短く、次々に収穫できるので、達成感があります。
トマトはミニトマトが早く収穫できるのでおすすめです。
大型トマトになると、花が咲いてから2ヶ月しないと収穫できないので、少し時間がかかってしまいます。
果菜類を育てる場合は、土が多めに入るプランターを選び、支柱も合わせて準備しましょう。
上級 ☆☆
- イチゴ
スーパーでよくイチゴを見かけるのは12月〜4月の冬〜春のシーズンです。
これらのイチゴ(とちおとめ等)は「一季なりイチゴ」とよばれ、ある程度の寒さに当たらないと花が咲きません。
花が咲かないということは、つまり果実もならないということです。
ですので、一季なりイチゴは春から始めるには難しいです。
一方、年間で栽培ができる「四季なりイチゴ」と呼ばれる種類もありますので、こちらであれば春に植えても夏頃には収穫ができます。
ホームセンターでイチゴの苗を選ぶ際に、「四季なり」と書いてあるものを選ぶようにしましょう。
イチゴの他にもブドウなんかも、プランターで栽培することができます。
ただし、剪定や枝配置などかなりの技術が必要となるので、まずは初級・中級の作物から始めましょう。
おすすめしない作物
- ホウレンソウ
ホウレンソウは葉物なので、収穫までの期間が短く、よく食べられる野菜の一つですが、あまりおすすめはしません。
というのも、ホウレンソウは一般的に長日条件では、花を咲かせようとするため、トウ立ちと呼ばれる現象がおきます。
トウ立ちとは、花をつける枝が伸びることで、若いうちなら食べられるのですが、花が咲いてしまうととても固くなってしまい、美味しくありません。
ですので、春に種をまくと大きく育つ前にトウ立ちしてしまい、あまり収量が取れなくなってしまいます。
ただし、ベビーリーフみたいに若葉を摘んで食べるのであれば、ホウレンソウも問題ありません。
注意点
水やりを忘れない
作物が育つ上で水は欠かせません。
種をまいた直後やまだ小さいうちは、乾かない程度に水やりをしていれば大丈夫です。
しかし、作物が大きくなると水を吸収する量も増えてくるので、水やりの回数や量を増やすようにしてください。
特に暑い日は朝に水をあげても、夕方には乾いていることもあるので、注意してください。
病害虫対策も怠らずに
家の中で育てているのであれば、病害虫はつかないと思います。
ただ、ベランダや玄関前など屋外で育てると、アブラムシやイモムシといった害虫がつくことがあります。
屋外で育てる場合は、予め病害虫の対策をしておきましょう。
最後に
プランター家庭菜園は、初期投資も少ないため手軽に始められるのがメリットです。
早速100円ショップに行って、道具を揃えて家庭菜園を始めてみましょう!
コメント