【副業にも】働きながら楽しむ週末農業の始め方

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平日はサラリーマンで会社勤めだけど、「農業をやってみたい!」という方にオススメする”週末農業”。

青空の下で作業をすることで気持ちの良い汗をかくことができ、農作物を育てて収穫するという達成感も得られるなど、メリットが多い農業を週末だけ楽しむことができます。

週末農業を始めてみたいけど、何からしたらいいのかという方に向けて、週末情報の始め方についてご紹介します。

この記事を読んだ皆様に、少しでもお役にたてると幸いです。

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週末農業とは

名前の通り、週末の土曜日・日曜日や本業が休みのときにのみ行う農業のことです。
週末のみに農作業を行うため、体への負担も大きくなく、本業にも影響を及ぼさない、程よい塩梅できる農業のことです。

僕自身も平日はサラリーマンとして勤務しながら、週末や休日には自宅の庭で週末農業を楽しんでいます。

週末農業のメリット

①働きながら農業ができる

農業は毎日何かしらの作業をしなければいけないと思っていませんか?

たしかに、本格的に農業に取組むのであればやるべき作業はとても多いのですが、最初から週末しかやらないと割り切ってしまえば、作業量を抑えた形で農業を始めることができます。

育てる作物によってもやるべき作業が異なります。例えば、キュウリを育てた場合、キュウリの果実はたった1日でびっくりするほど大きくなり、週末だけの収穫では適期を逃してしまい、巨大なキュウリばかりになってしまいます。

一方、さつまいもやトウモロコシなど、一度植え付けた後は作業があまり無い作物もありますので、ご自身の都合に合わせた農業を営む事が可能です。

特に作業量に直結するのが、畑の大きさです。畑が大きいと育てる作物も多くなり、草取りなどの作業も多くなるため、必然的に作業量も多くなります。作業量が多くなると、週末だけではとても間に合わなくなります。

②体力増進やストレス解消

現代の農業は機械化が進んでおり、体への負担をできるだけ減らすことが可能です。しかし、週末農業に取り組まれる方は、おそらく機械を持っていないと思うので、すべての作業を手作業で行う必要があります。

例えば、5m×5mの小さな畑を手作業で耕そうと思うと、スコップやクワを使って土を掘り返し、砕きますが、大人の男性でも息が上がってしまうでしょう。僕もたまに手で耕すことがありますが、翌日には筋肉痛になることもあります。

しかし、この体の疲れは仕事での疲れとは違い、とても心地よい疲れです。何が違うのか、言葉ではうまく説明できませんが、青空の下で体を動かして汗をかき、作物を育てることを、本能的に求めているのかもしれません。農耕民族である日本人のDNAがそのような感情を湧きたてるのでしょうか?

③副業にもなる

週末農業にきちんと取り組んでいると、収穫物という成果を得ることができます。多くの方は、自宅や友人で消費することが多いと思うのですが、それを販売することでお金を得ることも可能です。

例えば、近所のスーパーの地元野菜コーナーやJAの直売所などと交渉することで、自分の野菜を販売することも可能になります。週末農業だけではそれほど多く稼ぐことは難しいと思いますが、自分が育てた野菜を買ってもらい、味わってもらうというのは、また違った喜びを得ることができます。

直売所に出荷したい場合は、事前にその直売所に相談をしてください。規格外品の扱いや栽培管理台帳の提出など、出荷するための条件やルールが店によって異なります。

週末農業の始め方

①畑を確保する。

一般的に農業が営まれているのは”農地”であり、”農地”は農地法により、買ったり借りたりすることに制限がかけられています。農地を借りる場合、以下に示した条件をクリアできると認められなければなりません。

要するに、今の法制度では本気で農業をしたいという人にしか農地を貸せないということになります。

農地を借りるための条件

  1. 農地のすべてを効率的に利用すること
  2. 必要な農作業に常時従事すること(年間150日以上従事)
  3. 一定の面積を経営すること(原則5,000㎡以上)
  4. 周辺の農地利用に支障がないこと

じゃあ、畑で週末農業をするのは不可能なのか?と思いますが、他の方法もあります。

”宅地”で農業を行う。

さきほど”農地”を借りるには高い条件があると言いましたが、宅地については農地法による制限がありません。土地によっては地目が”宅地”であっても、実際は畑になっている場所もあるので、そのような土地を見つけることができれば、すぐにでも農業を始めることが可能です。

ただし、そのような土地を見つけるのは難しく、多くの場合、家を建てるために”宅地”にしてあるので買うことはできても、借りるのは難しいかもしれません。

市民農園を借りる

もう1つの手としては、市民農園を借りることです。

こちらの方法のほうが現実的です。全国には、農地を細かく区分けし、一般の人にも貸し出している市民農園が多くあります。

こちらは農地法の制限を受けることなく、畑を借りることが可能です。また、一般の方に貸し出すことを想定しているため、1つの区画はそれほど大きくなく、ちょっと農業を楽しむにはちょうどよい大きさです。

1人なら10坪で十分

10坪というと33㎡となります。仮にトマトを植えるとすると、20〜30本は植えられると思います。

1人で週末のみ農作業するのであれば、10坪程度から始めるのがいいでしょう。最初から欲張って大きな面積で始めてしまうと、作業量が多くなってしまい、平日に疲れを残してしまったり、管理が行き届かず結果としてあまり収穫できない可能性もあります。

プランターでも

近くに畑や市民農園がない場合は、プランターでも農業は可能です。今の時代、100円ショップで道具を揃えることもできますので、とても手軽に始めることができます。

②育てる作物を決める。

まずは自分の好きな野菜や果物から栽培を始めてみるのが良いでしょう。育てる楽しみを味わいながら、収穫できるまでの期間も楽しむことができます。

また、葉物野菜(ホウレンソウやコマツナなど)は成長が早く、実を成らせるわけではないので、早く収穫することができます。

一方、果菜類(トマトやナスなど)は花を咲かせて、実を大きくさせる必要があるため、葉物野菜よりは収穫まで時間がかかります。

③道具を揃える。

畑を借りて行う場合は、スコップやクワなどの道具が必要になります。その他にも、長靴や手袋など体を保護するための作業着も揃えたほうが安全のためにも良いです。

プランターで行う場合は、プランターの他、土などが必要となります。こちらは100円ショップでも買うことができますし、ホームセンターにいけば様々な種類の商品が販売されていますので、自分らしさをだした農業ができます。

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ちゃんた

農業系の大学と大学院を卒業し、10年以上農業関連の仕事をしています。
これまでの経験や知識を活かして、皆様のお役に立つ情報をご提供していきます。
家庭菜園〜本格的な農業に関すること、自分自身の家庭菜園での副業についても記事にまとめています。
技術士(農業部門)の資格保有。

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