こんにちは。家庭菜園を副業としている、ちゃんたです。
家庭菜園で果樹を始めてみたいけど、「何を育てていいのかわからない」、「どのように栽培するのかわからない」とお悩みをお持ちではないでしょうか。
この記事では、果樹栽培に必要な知識を得るのにオススメの書籍について紹介します。
この記事は、以下のような人にオススメ!
・家庭菜園で果樹栽培を始めたいと考えている人
・果樹栽培のことを学びたい人
・果樹栽培のオススメ書籍を探している人
果樹栽培に必要な考え
どんな果樹を栽培するのか選ぶ
果樹栽培を始めたいと思ったときに、まずはどんな品目を栽培しようか考えると思います。
例えば、身近な果樹(たとえばミカンやリンゴ)で栽培を始めたとしても、”冬に枯れてしまう”とか”果実がならない”といった失敗をしてしまう可能性があります。
そうならないためにも、どの品目がどのような特性を持っているか把握してから、栽培を始めるようにしましょう。
選んだ品目について知識を深める
栽培する品目を選んだら、次はその品目について知識を深めるようにしましょう。
たとえばレモンを栽培すると決めたとしても、レモンには様々な品種があり、寒さに強いものや果実が大きいものなどがあります。
また、レモン特有の気をつけなければならない点(例えば、冬季の防寒対策等)がありますので、そういったことを理解するためには、その樹種の専門的な書籍が必要となります。
果樹の生理生態について更に学ぶ
上記のことが理解できていれば、果樹を栽培し、果実を収穫することはできるようになっているはずです。
しかし、さらに果樹栽培について理解を深め、教科書以上の収量やこだわりを実現させるには、果樹の生理生態について学ぶ必要があります。
生理生態を学ぶことで、枝をどのように切れば来年どういった枝が伸びるのか、果実を効率よく肥大させるにはいつ肥料をまけばいいのか、といったことが理解でき、他の人にも説明できるようになります。
家庭菜園で果樹を始めるためにオススメの本3選
- 剪定もよくわかる おいしい果樹の育て方
- ◯◯◯の作業便利帳
- 果樹園芸学の基礎
1.剪定もよくわかる おいしい果樹の育て方
栽培する品目を選ぶ際に重宝するのが、この1冊です。
掲載されている品目が多く、各品目の特性、品種の特徴、年間の栽培の流れ・収穫時期の基本的な情報がきちんと書かれています。
写真も豊富に使用されており、フルカラーでの構成なので、直感的でとてもわかりやすいです。
しかも、この本はベランダ栽培にも対応できるよう、ポット栽培の方法まで記載されており、かゆいところに手が届く構成となっています。
掲載されている品目は、以下のとおりです。
イチジク、ウメ、オリーブ、カキ、柑橘類、キウイフルーツ、クリ、サクランボ、ジューンベリー、スモモ、ナシ、ビワ、フェイジョア、ブドウ、ブラックベリー・ラズベリー、ブルーベリー、モモ、リンゴ
主要な果樹品目は大体掲載されているので、果樹栽培を始めてみようかなと思う方には、まず読んでもらいたい1冊となります。
2.◯◯◯の作業便利帳
栽培する品目が決まったら読む1冊です。”作業便利帳”シリーズとして、品目ごとに1冊の本となっています。
各品目の特性や栽培方法がかなり深く書かれているため、この1冊があれば、栽培できるようになります。
病害虫対策だったり、肥料の散布時期など詳しく記載されているので、栽培していて困ったことがあれば、これを読んでおけばまず間違い無いと思います。
シリーズ化されている品目は以下のとおりです。
ブドウ、イチジク、スモモ、キウイフルーツ、ウメ、ブルーベリー、クリ、リンゴ、モモ、ナシ、オウトウ、ミカン
主要な品目のみとはなりますが、上記の品目を育てる場合には必須となる1冊です。
果樹園芸学の基礎
果樹の栽培を本当に学ぶのであればこの1冊。
この本には、枝はどのように伸びるのか、根はいつごろから伸びるのか、光合成から果実肥大までの栄養の流れ等、果樹の生理生態について教科書的な内容が記載されています。
しかし、ただの教科書と異なる点はフルカラーで構成されており、イラストや写真が豊富に使用されているため、図解できるようになっている点です。
栽培方法以外にも、土作りや病害虫防除についても書かれているため、果樹栽培だけでなく農業そのものを深く理解できるようになっています。
本格的に果樹を学ぶのであれば、必須の1冊となります。
まとめ
今回の記事では、果樹栽培を始めるにあたってオススメの3書を選定しました。
今回紹介した以外にも果樹に関する本はありますが、私は以下のポイントを重視しています。
- 写真やイラストが豊富なもの
- 年間の作業スケジュールが記載されているもの
- 個人の感想だけでなく、学術的知見から書かれているもの
果樹栽培は野菜栽培とは違った注意点がありますので、本などで学ぶことでできるだけ失敗しないようにしましょう。
実がなるまで3年程度必要とし、途中で枯れてしまったり、虫に食べられてしまったりと、果樹を最後まで育てるのはとても大変です。しかし、その苦労を超えた先には果実という大きな成果が待っていますので、是非、今回紹介した本を参考に果樹栽培を始めてみましょう。
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