我が家では”家庭菜園で副業!”を目指して、現在ブドウを栽培しています。
一般的にブドウは平棚で栽培するのですが、我が家の小さい庭(30坪)での栽培であることから、ウチでは垣根仕立てを採用しました。
さらに、欲深い僕は2倍の果実を採るために、主枝を上下2段に配置にさせようと企んでいます。
2022年は初めてブドウ果実を収穫ができ、2023年は樹を大きくしつつ、更に収穫量を上げることを目標に栽培をしていきたいと思います。
今回は、その2段垣根仕立ての栽培の様子をご紹介します。
雨除けの設置(4月)
ブドウを露地で栽培すると、黒とう病の発生がかなり多くなってしまい、きれいな果実を収穫するには農薬散布の回数が必然的に多くなってしまいます。
病気の発生を抑え、農薬散布の手間を省くためには雨よけは必須となります。
僕の場合、4月の発芽期の頃に雨よけを設置しています。
簡易的な雨よけ施設ですが、4〜6月の雨を防げることは病気の抑制に大変効果があります。
うちの畑は面積が小さいので、雨よけ設置も半日あればできてしまうので、その費用対効果はかなり高いです。
雨よけ施設の設置方法については↓の記事を参考にしてください。
ジベレリン処理(5月)
種無しブドウをつくるにはジベレリン処理(+フルメット)は必須となります。
よりよい種無しブドウを作るために、僕はフルメットの使い方について↓のような記事も書いています。
しかし・・・
結論から言うと、今年のフルメット濃度を大きく失敗してしまいました・・・
先程の記事から、今年のジベレリン処理についてはこのようにやるつもりでした。
・満開時・・・ジベレリン25ppm+フルメット3ppm
ジベ2回目・・ジベレリン25ppm+フルメット5ppm
実際には、
・満開時・・・ジベレリン25ppm+フルメット5ppm
ジベ2回目・・ジベレリン25ppm+フルメット3ppm
フルメットの濃度を1回目と2回目で逆にしてしまいました・・・(泣)
気づいたときには、時すでに遅し。もうどうしようもないので、このまま生育を見守ることにしまいた。(農薬登録上では適用範囲内ですので、販売等への影響はありません。)
ちなみに、2023年のブドウの開花は例年より早く、巨峰で5月22日、シャインマスカットで5月31日が満開日となりました。
摘粒(6月)
今年の栽培では本格的にブドウを販売していこうと思っているため、できるだけ房を大きくしようと試みました。
目標としては700g程度の房とし、1粒あたりの粒重が15g程度とすると、約45粒程度を残す計算となります。
45粒残そうとすると、段数も必然的に多くなり15〜18段ぐらいとなります。
写真で見ると↓のような感じです。ちょっと無理して段数を多くしているのでやや縦長な感じがします。
ネットの設置(7月)
ブドウの大敵であるハクビシンですが、ネットを隙間なく設置することで大体防げることがわかっています。
今年も袋掛けの作業が一段落した7月中旬ごろにネットを設置しました。
ブドウ棚全体をすっぽりとネットで覆い、ちょっとした隙間もつくらないようネットと番線を紙紐で編み込み、裾部分は土で寄せました。
こうすることで、ハクビシンが入る隙間を完全に無くしたと思っていたのですが、どうしてもちょっとした隙間ができてしまい、何回か入られてしまいました。
↓の写真は去年の様子です。地際部の処理をきちんとしないと、いつのまにかハクビシンに入られてしまいます。
まとめ
ブドウの栽培を初めて早5年、販売するようになってから2年、栽培自体にはだいぶ慣れてきたと思ってきた頃合いですが、フルメットの濃度ミスといった単純ミスをしてしまいました・・・。
慣れてきた頃の方が、こういった単純ミスをしやすいのでしょうか。いつもやっているから大丈夫と思いこんでしまったようです(直前にフルメットのブログ記事を書いていたのに。)
今後の作業については、こういった単純ミスをしないよう、ひとつひとつ確認しながら行う必要がありますね。
ひきつづき、美味しいブドウができるように栽培の様子を記事にしていきたいと思いますので、これからもよろしくお願います。
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