2021年、農林水産省は雇用の増大や豊かな食生活を実現するために、「みどりの食料システム戦略」を制定しました。その一環として、有機農業を現在0.2%から25%にまで増やすという目標が掲げられています。
言い換えると、「国として有機農業を推進していく」ということになります。
しかし、現在は有機野菜というと、なかなか普通のスーパーで販売しておらず、売っていたとしても特定の作物のみということも少なくありません。そのような場合はインターネットで買うしかないのですが、いざインターネットで有機野菜で調べるといろんなECサイトがあり、迷ってしまいますよね。
そこで、今回の記事では有機野菜が買える3つのECサイトについて、それぞれの特徴をご紹介したいと思います。
楽天市場(楽天ファーム)
楽天ファームは、楽天市場のグループ企業であり、楽天市場で買うことができます。
楽天ファームとは・・・
「安心安全なオーガニック野菜を当たり前に」をモットーに、有機栽培を基本としている農場です。もともとは㈱テレファームという愛媛県の農業法人でしたが、楽天グループの出資を受けて傘下となりました。
楽天ファームが他のECサイトと決定的に違うことは、楽天ファーム自らが自社農場を持ち、自社加工場を持っているということです。他のECサイトは生産者が作った有機野菜を”販売”はしますが、自分達で生産までは行いません。(楽天ファームが扱う商品の一部には、他生産者が栽培したものも含まれています。)
楽天ファームの農場すべてで有機JAS認証(第三者による認証)を取得しているため、安心して有機野菜を購入できます。商品パッケージにも「有機JASマーク」がしっかりと記されています。
また、自社農場と自社加工場を持っていることから、有機野菜のカットサラダや冷凍野菜も扱っています。一般的に、生の野菜を詰め合わせた野菜セットの販売が多いのですが、カットサラダを買うことができるのは楽天ファームだけです。
カットサラダや冷凍野菜など、ラインナップが充実しているので、手軽に有機野菜を楽しみたいという方に取ってはオススメです。
価格の目安
野菜4品目セットで1,980円、7品目セットで2,980円です。定期購入をすると割引になります。
大地を守る会(オイシックス・ラ・大地)
「大地を守る会」は、オイシックス・ラ・大地㈱が運営する、有機野菜の販売に特化したブランドサイトです。
オイシックス・ラ・大地㈱とは・・・
食に関する社会課題を解決し、持続可能な社会の実現を目指している企業。主な事業では、オンラインで有機野菜などの安全性に配慮した食品を提供しています。
「Oisix」や「らでぃっしゅぼーや」などのブランド展開もしています。
大地を守る会の特徴としては、独自の基準を設けて、それに合格した商品が取り扱われます。例えば野菜では有機質肥料のみを使い、農薬を使用しないもの、加工品では化学調味料や食品添加物を使用していないもののみを扱うことになります。
独自基準により生産者や商品を厳選していますが、すべての商品が有機JAS認証を受けているわけではないので、その点についてはご注意ください。(生産者情報の欄に、「有機」や「無」などと記載されています。)
提携した農家が生産した旬の野菜を、少量からでも購入することができます。
価格の目安
野菜5品目で2,390円、野菜9品目+果樹で3,363円です。
↓のリンクからお申し込みできます。
食べチョク
有機野菜の専門サイトではありませんが、有機野菜も扱っているECサイトで、国内No.1の産直通販サイトです。取り扱い商品数が多く、このサイトだけですべての買い物が済んでしまうぐらいです。
有機野菜については、商品検索で”有機”と入力して検索することで探すことができます。「有機JAS認証」と明記されている商品も多いため、安心して有機野菜を選ぶことができます。
登録している農家数や商品数が多いため、ご自身に合った商品が見つかると思います。
流通にかかる業者や中間手数料を極力抑えることで、生産者の粗利が80%残るような仕組みとなっており、食べチョクで購入することで頑張る農家さんの支援にも繋がります。
価格の目安
野菜10品目セットで3,150円(生産者ごとに価格設定が異なります。)
↓のリンクからお申し込みできます、
まとめ
今回の記事では、有機野菜が買えるECサイトを3つご紹介しました。
有機野菜の販売といっても、自家生産だったり、ネット直売所だったりとサイトによってそれぞれの特徴があります。それぞれの特徴を理解できれば、きっと自分の考え方にあったサイトに出会うことができるはずです。
また、今回紹介したサイト以外でも有機野菜は取り扱っていますので、ご自身で色々と調べてみるのもまた楽しみの一つです。
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